アルルカン1/30発売【ラズルダズル】SPOT視聴してみた

音楽レビュー

おはニーハオ!

タンタンメンですよろしくお願いします!

 

今回は最近公開された『アルルカン』の新曲
【ラズルダズル】のSPOTから発売に先駆けてレビューしていこうと思う。

 

 

まずは『アルルカン』について知らない方の為に
軽く彼らについて触れていく。

 

 

2013年結成してからというもの
結成わずか一年で渋谷公会堂までたどり着くなど
破竹の勢いでシーンを突き進んできた『アルルカン』

 

楽曲はヘヴィなリフにボーカル「暁」さんの
道化のような声質が絡まり合い完全に独自の世界観を構築。

 

バラードになればそのヘヴィなバックサウンドに
感情的な歌のメロディーが合わさりどこまでも深みのある音に、
ライブで定番になる盛り上げ曲ではシンプルかつアグレッシブに。

 

彼らのバックグラウンドにあるメタル畑の要素とV系特有のエンタメ性が融合して
攻撃的ながらも入り込みやすい世界が形成されている。

 

 

そんな彼らの1/30発売の新曲【ラズルダズル】の
SPOTが公開された。

 

アルルカン 「ラズルダズル」全曲視聴SPOT

 

 

一聴して真っ先に浮かんだのは
「垢抜けたなー!」という感覚。

 

表題曲の【ラズルダズル】は冒頭からディレイの効いた

浮遊感のあるギターが印象的。

今までのアルルカンはギター2本とも

下のリフを弾いて音の壁を作るような

フレーズメイクが多かったが

1人が浮遊感のあるウワモノフレーズを弾くことにより

一皮むけたような印象を受ける。

 

元々わかりやすくノリやすいフレーズを

ループさせる楽曲が多かったイメージだったが

lynch.など憧れの存在との対バンが増えてきて

影響を受ける部分があったのかもしれない。

 

 

 

そしてこれは確実ではないのだが

過去の作品よりもチューニングが低いような気がする。

今まではローBだったのが

今回の【ラズルダズル】はローAかと。

5弦ベースの5弦を1音下げしたり

7弦ギターを1音下げしたりすると出来る

チューニングになります。

 

一応このチューニングを使用する代表的なバンドKOЯNの動画を貼っておく。

 

Korn – Blind (AC3 Stereo)

 

彼らの年代のV系バンドマンが一度は通るバンドではないだろうか。

 

 

ローAにすると本来低音が出すぎて

フレーズがぼやけたり音がモコモコして

聴きづらくなってしまうことがあるのだが

今回の【ラズルダズル】はフレーズがわかりやすく

アルルカンの強みである聴きやすさを損なっていない。

 

しかも今までの音に比べてより締まった印象があるというか、

楽曲全体のまとまりが以前よりも良い。

これまでの楽曲はバックの音に歌が乗っかっている、という

感覚だったのが歌までバックの音に溶け込むような

まるで暁さんの声まで楽器かのような混ざり方をしていて

個人的にはアルルカン史上最高のシングルと言っても過言ではないと思う。

 

それにしても何度聴いても冒頭のディレイのフレーズがかっこいい…

サビのハモりも複数重ねているようでいつもより重厚感があって

そんなにキーが高くなくてもサビ自体にパワーが感じられる。

 

 

他の楽曲にも触れていこう。

【着衣遊泳】Alwaysのどちらも

ディレイが使われている。

付点8分のディレイ今作では

かなりの割合で使われている。

こういったディレイの使い方は

lynch.の悠介さんがよく使っていて

もしかしたら対バンを機に交流があって

何か機材を譲っていただいたとかあるのかもしれない。

 

 

今回のSPOT全体を聴いてみて同期の音が減ったなと感じる。

というよりは自分達が演奏する楽器だけで

楽曲に幅広い表情を持たせられるように進化した、

という方が正しいかもしれない。

【像】のような同期音が大きい楽曲の

イメージが強かったのでこれはかなり衝撃だった。

 

以前ボーカル暁さんが喉の不調により不在の中ツアーを刊行した際に

自分の演奏に至らないところがあったのでもっと上手くなろうと思った

と來堵さんが語っており

そういったトラブルを超えてきた強さが今の楽曲に現れ始めているのではと。

 

【真っ赤な嘘】の時も感じた

このバンドの進化は留まることが

ないのではないか、という

恐怖にも近い感情を今作の方がより強く感じられた。

 

アルルカン「真っ赤な嘘」FULL MV (Arlequin – Makka na Uso)

 

 

今後の彼らの動向と

【ラズルダズル】発売日が楽しみすぎる

タンタンメンでした!

 

 

 

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